前重慶市トップの妻、殺人の疑いで身柄拘束
中国・重慶市トップの職を先月に解任された薄煕来氏の妻らが、イギリス人ビジネスマンの殺害に関わったとして、身柄を拘束された。
国営・新華社によると、殺人の疑いで拘束され、司法機関に移送されたのは、前の重慶市トップ・薄氏の妻・谷開来容疑者ら。谷容疑者は、イギリス人ビジネスマンとの間で金銭問題を抱えていて、去年、家の使用人と共に殺害した疑いが持たれている。
一方、側近がアメリカ総領事館に駆け込む事件を起こし、先月に重慶市トップの書記を解任された薄氏について、中国共産党は10日、重大な規律違反があったとして政治局員と中央委員の職務を停止した。一時は次の最高指導部入りも取り沙汰されていた薄氏の失脚は、国際的なスキャンダルに発展した形。