×

米民間宇宙船、ISSとドッキングへ

2012年5月25日 23:09

 アメリカの「スペースX」が打ち上げた無人宇宙船「ドラゴン」の、民間初となる国際宇宙ステーション(=ISS)とのドッキングに向けて準備が進められている。

 「ドラゴン」は22日、アメリカ・フロリダ州からロケットで打ち上げられ、民間として初めてISSとのドッキングを目指している。ドッキングに向けた作業は、日本時間25日夕方から始まっていて、ISSから伸びたロボットアームが「ドラゴン」をつかみ、日本時間26日未明にドッキングは完了する予定。

 一方、日本を訪問中のNASA(アメリカ航空宇宙局)・ガーバー副長官は日本時間25日、東京都内で会見し、民間企業による宇宙開発の重要性を語った。ガーバー副長官は「(民間企業を活用することで)宇宙の輸送コストを下げ、宇宙での研究プログラムをより進められます。3~5年後には米民間企業がアメリカから宇宙飛行士を運ぶと信じています」と述べ、これまでNASAが専門としていた分野を民間企業が主導していく意義を強調した。