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シリア首都で軍と反体制派が初の銃撃戦

2012年6月11日 1:58

 アサド政権と反体制派の戦闘が激しさを増しているシリアの首都・ダマスカスで9日、初めて戦闘が行われた他、西部ではアサド政権側が反体制派の拠点を空爆したという。

 シリア反体制派の活動家によると、ダマスカスで9日、初めてとなる銃撃戦が行われたという。AP通信によると、軍はダマスカスに戦車部隊を投入して反体制派を砲撃した。さらに、西部・ホムスでは、軍が反体制派の拠点地域を空爆し、少なくとも35人が死亡したという。

 アサド政権側によるとみられる市民の虐殺事件後も、アサド大統領は反体制派への攻撃を続ける考えを示している。これに対し、反体制派も戦闘再開を宣言していて、本格的な内戦に突入するとの懸念が広がっている。