内戦の様相を呈しているシリア各地で２１日、アサド政権と反体制派の激しい戦闘が続き、ロイター通信などによると、１２５人が死亡した。

　シリアでは２１日も各地で激しい戦闘が行われ、ロイター通信は、人権団体の情報として、市民ら１２５人が死亡したと伝えた。一日の犠牲者数としては、４月に国連の仲介による停戦が発効して以降、最悪の規模となっている。

　こうした中、シリア空軍のパイロットが戦闘機で隣国・ヨルダンに脱出して亡命を求めたことを、ヨルダン政府が明らかにした。理由はわかっていないが、政府軍にも動揺が広がっている可能性もある。