冷房中にドア開放の店を取り締まり 韓国
今夏、電力不足が懸念されている韓国で1日から、冷房をつけたままドアを開けている店などに「違反金」が科される。ソウルでは早速、初日の取り締まりが行われた。
ソウルの繁華街・明洞では、これまで多くの店がドアを開けっ放しで営業していた。取り締まりの前に、急いでドアを閉める店や、客が入りにくくなるとして、冷房を切ってドアを開けたまま営業している店もあった。
1日は市の職員40人が取り締まりにあたり、冷房をつけてドアを開けたまま営業している店27軒に警告状を手渡した。2回目の違反からは最大で20万円相当の「違反金」が科されるが、すでに警告を受けていた衣料品店1軒が1日、この「違反金」を科された。警告を受けた店の関係者は「(取り締まりは)とても良くないですね。ドアが開いていれば(客が)入ってくれるのに」と話している。
去年、大規模な停電が起きた韓国では、電力事情は改善されておらず、ソウル市は9月まで毎日、取り締まりを続けることにしている。