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NY株 2日連続で100ドル超値を上げる

2012年12月19日 8:24

 18日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、アメリカの財政問題が進展することへの期待感から、ダウ平均株価は2日連続で100ドル以上値を上げて取引を終えた。

 市場の注目は18日も、アメリカの財政問題の行方だった。景気の悪化が懸念される「財政の崖」問題を回避するため、オバマ大統領と野党・共和党のベイナー下院議長が協議を重ねて、歩み寄りの姿勢も見せている。このため、市場では「合意が近いのではないか」との期待感が出ている。

 また、全米住宅建設業協会が発表した12月の不動産業者の景況感を示す指数は8か月連続で上昇し、6年8か月ぶりの高い水準となった。在庫が減って販売が改善しているという。

 こうしたことから、ダウ平均株価は前日比115ドル57セント高い1万3350ドル96セント、ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比43.93ポイント高い3054.53で取引を終えた。