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韓国大統領選 有権者の関心高く投票率UP

2012年12月19日 16:07

 大接戦となっている韓国の大統領選挙は19日、投票日を迎えている。午後1時段階の暫定投票率は、前回、前々回に比べて高くなるなど、有権者は高い関心を示している。

 午後1時段階の暫定投票率は45.3%で、前回に比べて8.6ポイント、また、前々回に比べても3.4ポイント高くなっている。19日、ソウルは日中でも氷点下の寒さとなったが、接戦となったことで選挙への関心が高まり、投票所では有権者が次々と投票している。

 与党・セヌリ党の朴槿恵候補は午前8時過ぎ、ソウル市内の投票所で投票を行った。朴候補は「謙虚な気持ちで国民の選択を待ちます。賢明な国民が韓国の新しい時代を開いてくれると信じています」と述べた。セヌリ党の関係者は「まだ投票結果が出ていないので、慎重に見守っている」と話し、結果は予断を許さないとの見方を示した。

 対する最大野党・民主統合党の文在寅候補は、夫人と共に地元・釜山で投票した後、昼過ぎからソウルで投票を呼び掛けるキャンペーンを行った。文候補は「私たちの憤り、切実さ、投票で表現してこそ世の中を変える力になります」と述べた。文候補は、20歳代、30歳代の層に人気が高く、投票率が高くなればなるほど有利となりそうだ。

 投票は午後6時に締め切られ、結果は19日夜のうちにも判明する見通し。