フィンランド ロシアとの国境検問所の一部を閉鎖、移民流入阻止で
フィンランド政府は18日、ロシア経由でアフリカや中東などから移民が流入することを防ぐため、ロシアとの国境にある検問所の一部を閉鎖しました。
フィンランド政府は18日、ロシアとの国境にある9つの検問所のうち南東部の4つを閉鎖しました。ロシアメディアによりますと、閉鎖された検問所の一つでは、自転車に乗ったおよそ30人がロシア側から強引に入国しようとし、フィンランド国境警備隊が催涙ガスを使って阻止するなど騒然となりました。
フィンランド国境には、イラクやイエメン、ソマリアなどから難民申請の希望者が押し寄せていて、この1週間でおよそ300人にのぼったということです。
フィンランド政府は、アメリカとの軍事協力強化への報復として、ロシアが移民を送り込んでいると批判しています。