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牛肉と偽り馬肉使用 英国で騒動

2013年2月14日 4:08

 イギリスでスーパーの冷凍食品などに牛肉と偽って馬肉が使われていた問題が発覚し、馬肉を食べる習慣がないことなどから騒動となる中、捜査当局が12日、食肉業者などを家宅捜索した。

 イギリスやアイルランドでは先月から、海外で製造されスーパーで販売されたビーフバーガーや冷凍のビーフラザニアに馬肉が使われていたことが相次いで発覚した。さらに、国内の食肉業者が牛肉と偽って馬肉を売り、ケバブやバーガーに使われていた疑惑も浮上している。

 政府は「馬肉を食べても健康に問題ない」と説明しているものの、商品は店頭から撤去され、警察と食品基準局は12日、不正表示の疑いで国内の食肉業者2社を家宅捜索した。

 偽装された商品の多くは製造や加工、流通にルーマニアやスウェーデン、フランスなどの企業も関わっているため、騒ぎはヨーロッパ各国に広がっている他、イギリスには馬肉を食べる習慣がなく、問題は尾を引く見込み。