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宗教衝突激化で非常事態宣言 ミャンマー

2013年3月23日 16:04

 ミャンマー中部・メイティラで20日、仏教徒とイスラム教徒の大規模な衝突が起きて、22日までに少なくとも20人が死亡し、非常事態宣言が出された。

 AP通信などによると20日、イスラム教徒が経営する商店で店主と仏教徒の客が口論となったのをきっかけに、多数派の仏教徒がイスラム教徒の住宅や寺院を襲撃するなど、両教徒の間の衝突に発展した。22日までの3日間で少なくとも20人が死亡し、数十人がケガをしたという。

 こうした事態を受けて、テイン・セイン大統領は22日、メイティラなど4つの地区に非常事態宣言を出した。

 ミャンマーでは去年、西部・ラカイン州でも仏教徒とイスラム教徒との大規模な衝突があり、100人以上が死亡している。