今月に就任したばかりのローマ法王フランシスコは２３日、イタリア中部で前法王ベネディクト１６世を訪問し、新旧ローマ法王が異例の会談を行った。

　両法王は昼食や祈りを共にした他、２人だけで会談を行ったという。会談の内容は発表されていないが、ＡＰ通信などは、法王庁をめぐった文書流出に関する問題や、カトリック教会が抱える問題について話し合ったのではと報じている。

　ローマ法王は死去するまでその座にとどまるのが通例で、先月末に約６００年ぶりに在位途中での退位を決めた前法王と、新法王が対面するのは異例。