韓国国防省は９日、北朝鮮が早ければ１０日にもミサイルを発射するという見通しを示した。

　国防省は、北朝鮮がミサイル発射などの軍事挑発を行うことで金正恩体制の結束を図るとともに、アメリカや韓国を威嚇する狙いがあると分析している。

　発射するミサイルの種類については明らかにされていないが、国防省は、北朝鮮がすでにムスダンと推定される中距離弾道ミサイルを日本海側に移動させたことを把握している。

　韓国政府の関係者は、北朝鮮が、ムスダンの他、スカッドやノドンなど複数のミサイルを撃つことも考えられるとしている。

　日米韓の各国は、日本海にイージス艦を派遣するなどして警戒を強めている。