ミャンマー軍に拘束されたスー・チー氏 新たに禁錮5年の判決
ミャンマー軍に拘束され、複数の罪に問われているアウン・サン・スー・チー氏に対し、裁判所は27日、新たに禁錮5年の判決を言い渡しました。
刑期はこれまでの合計で11年にのぼり、軍はスー・チー氏の影響力を排除する狙いがあるとみられます。
スー・チー氏は、去年2月のクーデターで軍に身柄を拘束されて以降、17件の罪に問われ、これまでの裁判では2度の有罪判決であわせて6年の禁錮刑が言い渡されています。
ミャンマー軍が設置した特別法廷は27日、スー・チー氏に対し、最大都市ヤンゴン地域のトップから賄賂を受け取った罪で、新たに禁錮5年の判決を言い渡しました。
今回の判決を受け、刑期は合計で11年となります。
今後も、別の汚職の罪などで有罪判決が続くとみられ、刑期は100年以上になる可能性もあります。
軍は、スー・チー氏の拘束を長期化させることで、その影響力を排除する狙いがあるとみられます。