トランプ氏 議事堂占拠事件当日、副大統領を「弱虫」と激しくののしっていた~関係者らが証言
去年アメリカで起きた議事堂占拠事件の当日、当時のトランプ大統領が、大統領選の結果を覆すことを拒む副大統領を、「弱虫」などと激しくののしっていた、と当時の関係者らが証言しました。
事件当日の1月6日は、議会で大統領選挙の結果を確定させる手続きが行われていて、上院議長を兼務する当時のペンス副大統領は議事進行役を担っていました。
16日に行われた議会の特別委員会の公聴会では、選挙結果の確定を阻止したいトランプ氏が、拒むペンス氏を電話で激しくののしっていたとトランプ氏の娘や側近が相次いで証言しました。
トランプ氏の娘・イバンカ元補佐官「以前の副大統領に対する話し方とは違っていた」
トランプ氏の側近(当時)「『弱虫』と言う言葉を聞いた。具体的には覚えていないが、大統領が『弱虫』と言っていたのは覚えている」
ペンス氏はののしられたとされる後、「副大統領に選挙の結果を決める権限はない」との声明を出して、トランプ氏に反旗を翻しました。
証言した元側近は、ペンス氏がこの声明を、「これまでの私の発言で最も重要なものになる」と語っていたとしています。