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COP19閉幕“目標準備呼びかけ”で合意

2013年11月24日 8:39

 ポーランド・ワルシャワで開かれていた地球温暖化への対策を話し合うCOP19は、2020年以降の温室効果ガスの削減目標について、先進国と途上国の区別なく準備を始めるよう呼びかけることで合意し、23日、閉幕した。

 COP19では、京都議定書の有効期間が終わる2020年以降の温室効果ガスの削減目標をどのように決めるかが争点で、これまで義務を負っていなかった途上国に目標の設定を求められるかが最大のポイントだった。しかし、途上国にも削減義務を負わせたい先進国側と、これまでの枠組みを維持したい途上国側で意見が対立。最終的に全ての締約国に対し、目標設定に向けて国内の準備を始めるよう「呼びかける」ことで合意し、閉幕した。

 2020年以降の削減目標は15年のCOP21で決まる予定。