アメリカのメディアが中国の防空識別圏への批判を強めている。

　２６日付のニューヨークタイムズ紙は中国の防空識別圏は「極めて挑発的だ」「日本との直接衝突を招く危険性を高める」と強い懸念を表明。米中関係への影響も避けられないとの見方を示している。

　その上で、「オバマ政権は日本の国益を守るための方法を見つけなければならない」として、この問題に毅然（きぜん）として対処するよう求めている。

　また、ワシントンポスト紙も、「平和的な進出でも、交渉する意思のある態度でもない」と中国の動きを批判している。