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アルジェリア人質事件 仏当局が捜査始める

2014年1月8日 3:38

 去年1月に日本人10人が死亡したアルジェリアの人質事件について6日、フランス捜査当局が捜査を始めたことがわかった。

 この事件は、アルジェリアの天然ガス施設が武装グループに襲われて日本人10人を含む多数が死亡したもので、16日で発生から1年になる。

 フランス・パリの検察は6日、この事件について、テロリストグループと関係した、集団での人質誘拐・監禁・殺人などの容疑で、被疑者不明のまま捜査を始めたことを明らかにした。犠牲者の中にフランス人が1人おり、これまでに国の情報機関が事前調査を行ってきたという。

 事件の首謀者とされるベルモフタル司令官は、アフリカ・チャド軍が3月、殺害したと発表したが、アメリカのFBI(=連邦捜査局)は逃走を続けているとして訴追している。