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東洋学園大教授、中国に拘束された後に釈放

2014年1月24日 17:04

 東洋学園大学(東京・文京区)の中国人学者・朱建栄教授(56)が去年7月、中国当局に拘束され、事情聴取を受けた後、今月、釈放されていたことがわかった。

 朱建栄教授本人によると、今月17日に中国当局から釈放され、上海の自宅に戻ったという。朱教授は去年7月に日本を出国し、上海を訪れた後、中国当局に拘束され、約半年にわたり事情聴取を受けていた。

 東洋学園大学によると、中国当局からは、朱教授の資料収集活動が中国の法律に触れていないかや、日中関係で教授が果たした役割などを聴かれたという。朱教授は「法に触れることはしていないので、全面的に調査に協力した」と話しているという。大学側は「朱教授には新学期から復帰してほしい」と話している。