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NYダウ1万6580ドル 史上最高値更新

2014年5月1日 7:35

 先月30日、アメリカ・ニューヨーク株式市場は、ダウ平均株価が過去最高値を記録した。

 このところ発表されている企業の業績が好調なことに加えて、金融政策を決める会合でも今後の景気への楽観的な見通しが示され、市場には強気のムードが広がっている。

 先月30日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は前日比45ドル47セント高の1万6580ドル84セントで取引を終えた。これまでで最も高かった去年12月31日を超え、過去最高値。ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比11.01ポイント高の4114.56。

 このところ、アメリカの主な企業の決算発表で業績の改善を示す内容が相次いでいることから、ニューヨーク株は高値圏で推移してきた。さらに30日は、アメリカの金融政策を決めるFOMC(=連邦公開市場委員会)が量的緩和の縮小を続けることを決めたが、その背景としてアメリカの経済成長が上向きつつあり、雇用も緩やかな改善が続くとの見通しを示した。これを受けて、市場でも今の景気は安定しているとの安心感が広がり、各銘柄への買い注文が相次いだ。

 市場関係者は「2日に発表される雇用統計にもすでに楽観的な見方が広がっていて、株価は高値を維持する」とみている。