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241回運航、うち139回過積載 韓国船

2014年5月6日 18:20

 韓国で旅客船が沈没した事故で、行方不明者の捜索を行っていた民間のダイバーが6日朝、死亡した。捜索活動にあたっていたダイバーが死亡したのは初めて。

 事故対策本部によると午前6時過ぎ、船内の捜索を行うため水中に入った50代の民間ダイバーとの連絡が、水深25メートルのところで途絶えた。ダイバーは、水中で空気を送るマスクが外れた状態で見つかり、その後、死亡が確認された。捜索活動にあたっていたダイバーが死亡したのは初めてで、警察が詳しい死因を調べている。

 一方、セウォル号は船を安定させるために積む「バラスト水」を基準の4分の1しか積んでいなかったことがわかった。逮捕された1等航海士は、「貨物の積み過ぎを隠すため」と供述しているという。また、去年3月以降、事故を起こしたのと同じ路線で241回運航し、そのうち139回は過積載の状態だったこともわかった。