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中国「掘削を中止する理由はない」艦船衝突

2014年5月8日 22:55

 南シナ海で、中国の艦船がベトナムの艦船に意図的に衝突したとされる問題で、中国の外務省が8日夕方に会見し、「ベトナム側が大量の船を出し、170回以上中国側にぶつかってきたため対応した」と正当性を主張した。

 会見には中国外務省の高官と中国海洋石油の幹部が出席し、「ベトナムは35隻の船を出し、171回ぶつかってきた」「中国側は驚き、非常にショックを受けている」と中国側の立場を主張した。

 さらに、高官は「ベトナムは潜水士を使って障害物を設置するなどして妨害し、中国側も対応せざるを得なかった」と正当性を主張した。ただ、根拠となる映像などは示さなかった。

 中国側は「海域の主権は中国にあり、掘削を中止する理由はない」と主張。すでに14回にわたりベトナム側に妨害行為をやめるよう申し入れたという。