９日に投票が行われたインドネシアの大統領選挙で、選挙管理委員会はジャカルタ州知事のジョコ氏が当選したと発表した。

　選挙管理委員会によると、ジョコ氏の得票率は５３．１５％、元軍人のプラボウォ氏は４６．８５％だった。

　ジョコ氏は５３歳。貧しい家庭に育った「庶民派」として知られ、今回の選挙では政治改革や汚職の撲滅などを訴えた。

　ただ、敗れたプラボウォ氏は公式発表の前に演説して、複数の地域で選挙が行われず結果が偽装されたと主張し、発表を認めない考えを示した。今後、プラボウォ氏が何らかの対抗措置を取る可能性もあり、双方の支持者の対立で混乱が続く可能性もある。