IAEA・天野氏、イラン大統領らと会談
IAEA(=国際原子力機関)の天野事務局長は17日、イランでロウハニ大統領らと会談し、8月下旬までに実施することになっている核爆弾の起爆実験に関する情報提供などについて意見を交わした。
イランは今年5月、核爆弾の起爆実験を行ったとされる疑惑についての情報提供や、アラクの重水炉への立ち入りの保証など、5つの措置を8月25日までに実施することでIAEAと合意していた。天野事務局長は、これらの実施状況や今後の進め方などについてロウハニ大統領やザリフ外相と協議した。
イラン側がどのような説明を行ったのかは明らかになっていないが、天野氏は、爆発装置などについて、問題が依然、残されていると指摘しつつも、協議は「有意義だった」と一定の成果を強調した。