スコットランド 独立賛成派が反対派上回る
イギリス北部のスコットランドで、独立の是非を問う住民投票が今月18日に迫る中、最新の世論調査で独立賛成派が反対派を初めて上回った。
イギリスの新聞が7日に発表した世論調査では、スコットランドの独立に賛成する住民が51%、反対が49%となった。賛成派はこの1か月で急速に勢いを増していて、今回、これまで優勢だった反対派を初めて上回った。
スコットランドは、歴史的に独立を求める声が根強く、最近では、北海油田など豊富な資源を背景に独立の機運が高まっていた。
ただ、18日の投票で独立賛成が上回れば、イギリス経済が不安定化する恐れがあるほか、地方の独立問題を抱える他の国にも影響が及ぶと懸念する声もあがっている。