停戦合意文書の内容が明らかに
ウクライナ東部の情勢をめぐり、ウクライナ政府と親ロシア派は停戦で合意したが、その際の合意文書の内容が7日、明らかになった。ウクライナ東部に「特別な地位」を認めるなどの内容が含まれている。
公開された合意文書では、戦闘停止に加え、ウクライナ東部の2つの州に「特別な地位」を認める地方分権などが盛り込まれている。ただ、親ロシア派の関係者はインタファクス通信に対し、「分離独立の方針を断念したわけではない」と述べ、東部に影響力を残したいウクライナ政府をけん制している。
ウクライナ東部では、マリウポリで6日から7日にかけて複数の砲撃があって市民1人が死亡。ドネツクでも空港付近から煙が上がるなど、不安定な状況が続いている。