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英首相、自治権拡大へ法案まとめる考え

2014年9月20日 1:15

 イギリス北部・スコットランドの独立の賛否を問う住民投票は、独立反対が票の過半数を占め、イギリスの分裂は回避された。

 投票率が84.6%にまで達した今回の投票は、独立反対が55.3%(200万1926票)と、賛成の44.7%(161万7989票)を上回り、スコットランドの独立は退けられた。

 英・キャメロン首相「私たち4つの“国”は1つのままだという明確な意思表示だ。数百万の人たちと同じく私もうれしい」

 結果を受けてキャメロン首相は、税や福祉などの分野でスコットランドの自治権を拡大する法案を来年1月までにまとめる考えを示した。

 今後は、国内のほかの地域とのバランスをどうとるかや、投票により残ったしこりの解消が課題となる。