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ウクライナ議会選 親欧米派が過半数占める

2014年10月27日 7:53

 政府軍と親ロシア派の間で局地的な戦闘が続くウクライナで26日、議会選挙が行われ、親欧米派が過半数を占める情勢。ポロシェンコ大統領は日本時間27日午前5時半時前、事実上の勝利宣言をした。

 今回の選挙は、ロシア寄りのヤヌコビッチ前政権が崩壊してから初めて行われたもので、日本時間午前3時に投票が締め切られ、午後には大勢が判明する見込み。キエフ国際社会学研究所の出口調査によると、ポロシェンコ大統領率いる新党など親欧米派が過半数を占める情勢で、ポロシェンコ大統領は日本時間27日午前5時半前、自ら率いる政党が連立政権の基盤となるだろうと、事実上の勝利宣言をした。

 一方、ロシアが編入を宣言したクリミア半島のほか、東部の2州のうち、親ロシア派が支配する半数近くの選挙区では投票が行われなかった。親ロシア派は来月2日に独自の選挙を行うことを決めており、東部の分離・独立の動きが加速する可能性がある。