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米CDC エボラ対策の新ガイドライン発表

2014年10月28日 20:30

 アメリカのCDC(=疾病対策センター)は27日、エボラ出血熱対策で、感染リスクに応じてとるべき措置を示した新しいガイドラインを発表した。

 新しいガイドラインでは、エボラ出血熱の感染リスクに応じて4つの段階が示されている。高い感染のリスクがあるとされたのは、患者の血液に直接触れたり、正しく防護服を着用せずに治療にあたったりした人で、1日に1回もしくは2回、保健当局が直接体温を確認する他、公共の交通機関を使った移動や公共の場への外出などを原則禁止している。

 また、防護服を着て患者の治療にあたった人も状況に応じて行動を制限すべきとしている。その上で、流行地域を出てから最長の潜伏期間とされる21日を過ぎれば、発症の危険はなくなるとしている。

 CDCのフリーデン所長は、電話会見で、感染のリスクがある人には、自宅での待機を推奨すると述べ、強制的に隔離はしないという方針を示した。