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APEC首脳「地域経済統合の進展」を議論

2014年11月11日 14:21

 安倍首相が参加するAPEC(=アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議は、2日目の11日、中国・北京市郊外の景勝地で本格的な協議を行っている。中国の習近平国家主席は11日午前、笑顔で首脳らを出迎えたが、安倍首相との握手の際には、急に硬い表情に変わった。

 首脳会議の冒頭、習主席は「きょう我々がここに集まった目的は協力を強め、翼を広げ飛び立つためだ」と述べ、今回のAPEC開催の意義を強調した。

 午前の首脳会議では、今回のAPECの主要な議題となっている「地域経済統合の進展」について議論された。この中で安倍首相は、「多角的な貿易体制の維持・強化は、APECの責務だ。我々首脳レベルで貿易での保護主義を抑止するという強い決意を示し続けるべきだ」などと訴えたという。

 午前の会議終了後には、習主席を中心に両脇をアメリカのオバマ大統領と、ロシアのプーチン大統領が挟む形で写真撮影が行われた。