香港では民主的な選挙を求めるデモが５０日以上続いているが、当局はバリケードの一部の強制撤去を始めた。

　地元警察によると、バリケードの撤去が始まったのは香港政府庁舎に近い商業ビルの周辺。日本時間１８日午前１０時半過ぎに裁判所の執行官らが道路占拠の禁止命令を読み上げ、強制撤去が始まった。

　ただ、デモ隊は１８日朝までに自主的に現場から離れており、大きな混乱は起きない見通し。当局としては、デモの規模が小さな箇所から徐々に撤去を進めたい考えだが、デモ隊が抵抗を示唆している場所もあり、混乱も予想される。