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台湾 馬英九総統が党のトップ辞任へ

2014年12月1日 12:42

 台湾で先月29日に行われた統一地方選挙で、与党・国民党が惨敗したのを受け、馬英九総統が党のトップを辞任する見通しとなった。

 複数の台湾メディアは、3日開かれる国民党の中央常務委員会で馬英九総統が重大な発表を行うと報じた。先月29日に行われた統一地方選挙で、与党・国民党が惨敗した責任を取り、党のトップを辞任することを表明する見通しだという。統一地方選挙では、中心都市・台北で、無所属新人の柯文哲氏が国民党の候補を破って当選するなど、国民党は、22の県と市で15あった県知事と市長のポストを6まで減らし、野党・民進党は6から13ポストに増やした。

 台湾では、2016年に総統選挙が行われるが、馬総統がこのタイミングで党のトップを辞任することになれば、求心力の低下が進みそうだ。