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ダウ一時100ドル超下落 年末商戦奮わず

2014年12月2日 8:42

 週明け1日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は年末商戦が予想に反し低調な滑り出しだったことなどから、一時、100ドル以上下落した。

 1日のニューヨーク株式市場・ダウ平均株価の終値は前週の終値から51ドル44セント値下がりし、1万7776ドル80セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も64.28ポイント下がり、4727.35となった。

 アメリカでは先月27日から年末商戦が始まり、小売店の売上高は前年より4%以上、上回るとの見通しが出されていたが、序盤4日間の売上高は11%少ない約6兆円と低調だったことなどから、小売株を中心に売りが先行した。

 また、1日発表された中国の景況感を示す指標が悪化したことや、利益を確定する売りも影響し、ダウ平均株価は100ドル以上下落する場面もあった。市場関係者は、「インターネット上でのセールが早い段階で始まっていたことなどから、売り上げの減少と株価の下落につながったが、アメリカの経済は上向きに変わりはない」と話している。