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米国人ジャーナリストの救出失敗 イエメン

2014年12月7日 8:26

 アメリカ政府は6日、中東・イエメンで国際テロ組織・アルカイダ系の武装グループに拘束されていたアメリカ人ジャーナリストの救出作戦に失敗し、このジャーナリストが殺害されたと発表した。

 殺害されたルーク・サマーズ氏(33)は、去年9月に武装グループ「アラビア半島のアルカイダ」に拘束され、今週初めには72時間以内の殺害を予告した映像が公開されていた。国防総省などによると、救出作戦はオバマ大統領が承認し、5日にイエメン中部で特殊部隊が実行した。しかし、作戦は失敗し、サマーズ氏とその場にいたもう1人の人質が武装グループに殺害されたという。

 オバマ大統領は6日、「野蛮な殺害行為を強く非難する」との声明を発表したが、中東での救出作戦はこれで3回連続失敗しており、批判の声が上がりそうだ。