チェコの首都・プラハを代表する歴史的な劇場に落書きしたとして日本人旅行者が逮捕された。

　チェコの警察が公開した防犯カメラの映像では、１人の男が建物に近づき乗用車の陰にしゃがみ込み、周囲を気にしながらスプレーを取り出し、慣れた手つきで落書きを始める。在チェコ日本大使館によると、この２６歳の日本人の男はプラハの国民劇場の壁に落書きしたとして、先月２７日に逮捕された。

　国民劇場は１９世紀に建てられたチェコの芸術の象徴とも言われる建物。男は、「アートに興味があった。もともと落書きされており歴史的な場所だとは思っていなかった」などと話し、すでに国外退去となっている。