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代理母がタイ政府提訴 子ども引き渡し要求

2015年1月14日 15:50

 タイで日本人男性が多くの子どもを代理出産させた問題で、男性の依頼を受けて出産した代理母6人が、タイ政府を相手取り子どもの引き渡しを求める裁判を起こしたことがわかった。

 この問題は、24歳の日本人男性がタイやインドで少なくとも17人の子どもを代理出産させたもので、このうち13人はタイ当局が保護している。タイ政府の高官によると、6人の代理母は子どもの引き渡しを求め、タイ政府を相手取って民事裁判を起こした。また男性側も、子どもの引き渡しを求めて提訴する準備を進めているという。

 この問題をめぐっては、タイの警察が、男性にタイでの事情聴取に応じるよう求めているが、男性は代理人を通じて書類を提出するにとどまっている。