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ギリシャ総選挙 急進左派連合「勝利宣言」

2015年1月26日 11:00

 ユーロ危機の発端となったギリシャで25日、緊縮財政の是非を最大の争点とした総選挙が行われた。政府の緊縮策を批判してきた最大野党が過半数を獲得する見通しとなり、日本時間26日朝に勝利宣言をした。

 ギリシャ政府は日本時間26日午前4時半頃、各党の予想獲得議席を発表し、最大野党の「急進左派連合」が、全300議席のうち最大で過半数の151議席に達するとしている。

 ギリシャでは、現政権がユーロ危機以降、EU(=ヨーロッパ連合)などから支援を受ける見返りに公務員の削減など緊縮財政を実施。一方、勝利宣言した「急進左派連合」は、緊縮策を見直す政策を掲げ、支持を伸ばしてきた。

 ただ、EUで最大の支援国ドイツは見直しに反発しており、今後、EUとの関係が悪化すれば、債務危機が再燃するとの懸念が高まっている。