避難民150万人 国境の街で母を待つ女性…再会に涙
ロシアが軍事侵攻を開始して以来、ウクライナから国外に避難した人が150万人を超えたことが明らかになりました。ウクライナとの国境に近いポーランドのプシェミシルから橋本記者の報告です。
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ウクライナとの国境に近いポーランドのプシェミシルで出会った家族。母親と息子2人、10日間以上かけて避難してきましたが、受け入れ先は決まっておらず、行くあてもありません。
避難してきた女性「攻撃がなくなり、世界に平和が戻ることを強く望んでいます。そうすれば子どもたちも家に戻ることができるんです」
ロシア軍が侵攻開始から10日間で、ウクライナから避難した人が150万人を超えました。
最も避難者が多いのがポーランドです。国境の検問所には、ウクライナ側をじっと見つめる1人の女性の姿がありました。
キエフに住む母を待つ女性「母親が出てくるのを待っています。キエフからここまで来るんです。会えるのが楽しみ」
キエフで1人で暮らす母親の無事を祈りながら、国境で待ち続けること丸2日、ようやく母親を抱きしめることができました。
避難してきた母親「今まで大変な道のりでした。とても疲れました。(Q:どれぐらいかかりました?)12時間電車に乗りました。ずっと立ちっぱなしでした」
避難者が増え続ける中、受け入れ態勢をどう強化していくのか。日本を含む多くの国が課題を突きつけられています。