イエメン避難民キャンプ空爆 40人が死亡
サウジアラビアなどが空爆を続けている中東・イエメンで30日、国内の避難民が暮らすキャンプが空爆を受け、40人が死亡した。
ロイター通信によると、空爆を受けたのはイエメン北部にあるマズラックキャンプで、IOM(=国際移住機関)は、空爆で40人が死亡し、200人がケガをしたと明らかにした。人道支援関係者によると、空爆は、キャンプの入り口にあったイスラム教シーア派系武装勢力のトラックに対して行われ、市民や警備員なども犠牲になったという。イエメンの国営通信は「空爆はサウジアラビア軍によるもの」と伝え、サウジアラビア軍の報道官は「詳細を確認中」としている。
サウジアラビア軍などは、イエメンで勢力拡大を図る反体制派のシーア派系武装勢力に対し、26日から空爆を続けている。