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オバマ大統領「TPP反対、理解できない」

2015年4月18日 14:24

 アメリカのオバマ大統領は17日、TPP(=環太平洋経済連携協定)に反対する議員らについて、「日本市場を開放することになぜ反対するのかわからない」と批判し、大統領に通商交渉の権限を一任する法案に賛成するよう求めた。

 アメリカ議会ではTPP交渉を加速させるため大統領に通商交渉の権限を一任する法案が16日に提出されたが、与党内にもなお反対論がくすぶっている。19日から2日間にわたってTPPをめぐる日米の閣僚級協議が東京で行われるのを前に、オバマ大統領は次のように述べて反対勢力を批判した。

 オバマ大統領「より多くのアメリカ製の車や牛肉のため日本市場を開放することになぜ反対するのか、理由がわからない」その上で、「我々がルールを作れない場合、中国が自国に有利なルールを作るだろう」と危機感を示し、TPP交渉の妥結を急ぐ必要性をあらためて強調した。