NYダウ88ドル高 終値1万8038ドル
22日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、主要企業の決算が当初予想より悪くなかったことから、ダウ平均株価は80ドル以上値を上げて取引を終えた。
アメリカでは主要企業の決算シーズンを迎えており、22日は朝からマクドナルドやコカコーラなどが1~3月期の決算を発表した。マクドナルドは売上高や純利益が落ち込んだものの、今後の見通しについて強気の見方を示したことから、市場では期待感が広がり株価は上昇した。
また、決算シーズンの前はドル高の悪影響が心配されていたが、市場関係者によると、「各企業の決算が思ったほど悪くなく、警戒感がやわらいでいる」ということで、特に成長性の見込まれるハイテク株を中心に買いが進んだという。
さらに、発表された先月の中古住宅販売件数が市場の予想を上回って増加したことも買いの材料となった。
こうしたことから、ダウ平均株価は前日より88ドル68セント値を上げ、1万8038ドル27セントで取引を終えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は21.07ポイント高い5035.17で取引を終えている。