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資金繰り懸念…ギリシャ改革案で合意先送り

2015年4月25日 13:12

 債務問題を抱えるギリシャへの支援をめぐり24日、ユーロ圏の財務相らの会議が行われたが、支援の前提となるギリシャの構造改革案で合意できず、結論を来月に先送りした。

 ギリシャは財政の構造改革を行うことを条件に、EU(=ヨーロッパ連合)から支援を受けることになっていて、ギリシャは今月末までに具体的な案をまとめることになっていた。ユーロ圏の財務相は24日に対応を協議したが、「包括的で詳細な改革リストが必要だ」として、融資を実行するかどうかの結論を先送りした。

 オランダのデイセルブルム財務相は、「依然、埋めるべき大きな隔たりがある。責任の大部分はギリシャ側にある」と批判している。来月11日の会議で再び議論されるが、デイセルブルム財務相は「時間切れになりつつある」と述べていて、ギリシャの資金繰りに対する懸念が再び高まっている。