ユーロ圏各国の財務相が、ギリシャへの支援再開をめぐりベルギーで大詰めの協議を行っている。しかし合意できるかは不透明な情勢。

　ユーロ圏財務相会議ではギリシャが提示した財政再建案の実効性を見極めるとともに、ギリシャが求めている日本円にして約７兆１０００億円の金融支援を行うかどうかが話し合われている。

　ユーロ圏財務相会議・デイセルブルム議長「難しい会議になる。提案に多くの批判・懸念がある」

　ＥＵ側には厳しい姿勢を見せる国もあり、最大の支援国であるドイツのショイブレ財務相は会議前、「約束は全く信頼できない」と述べギリシャへの不信感をにじませた。

　支援を受けられなければギリシャのユーロ離脱の可能性が高まることからフランスなどは支援再開に前向きな姿勢を見せているが、依然、情勢は不透明。