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ギリシャ支援 夜を徹してユーロ圏首脳会議

2015年7月13日 12:39
ギリシャ支援 夜を徹してユーロ圏首脳会議

 日本時間12日夜に始まったギリシャへの支援再開をめぐるユーロ圏首脳会議は、13日も続いている。ギリシャに不信感を抱くドイツなど一部の国が財政再建案を確実に実行するための措置を求めており、協議は難航している。現地ベルギーのブリュッセルから渡辺祐史記者が中継する。

 -開始から12時間以上たちましたが協議は難航しています。特に最大の支援国・ドイツが支援再開に難色を示しているためです。EU(=ヨーロッパ連合)の高官によりますと、ドイツなど一部の国は支援再開を決める前にまずはギリシャ議会で再建案を確実に実行するための法整備を今月15日までに行うよう求めています。

 -一方、もう1つの大国・フランスは、オランド大統領が「合意のために全力を尽くす。条件を満たせばギリシャはユーロ圏にとどまる」と述べるなど、支援再開に前向きな姿勢です。フランスがギリシャの後ろ盾としての役割を担い、ドイツ・ギリシャとの3か国による協議も行われています。ギリシャ側は銀行への緊急の金融支援の実施や、債務の軽減策などについて声明に盛り込むよう求めているということです。

 -ユーロ離脱という最悪のシナリオを避ける努力が夜を徹して続けられています。