円安加速 7年10か月ぶり123円台
26日のアメリカ・ニューヨーク外国為替市場は、アメリカで利上げが年内にも実施されるとの見通しが強まり、円相場が約7年10か月ぶりに1ドル=123円台に下落した。
26日のニューヨーク外国為替市場は、アメリカのFRB(=連邦準備制度理事会)のイエレン議長が先週末、今の事実上のゼロ金利政策を終えて年内に利上げする可能性があると発言をしたことでドルを買う動きが強まり、円が売られた。この結果、7年10か月ぶりに1ドル=123円台にまで円安が進んだもの。
三菱東京UFJ銀行ニューヨーク支店・野本尚宏調査役「(アメリカの)実体経済は強いですよね。先週の住宅の(経済)指標から急激に回復を見せている。ずっと懸念材料の一つだった物価の指標も良くなっている」
市場ではアメリカ経済への楽観的な見通しが強まっていることから、円安傾向が続くとの見方が広がっている。