ウクライナ空軍“地対空ミサイルの不足”認める ロシア軍の攻撃で4人死亡
ウクライナ空軍は9日、ロシアによるミサイル攻撃への迎撃率が大幅に落ちたことについて、地対空ミサイルの不足を認めました。
ウクライナ空軍・イグナト報道官
「もちろん地対空ミサイルが不足していることは明らかであり、誰もそれを隠しているわけではない」
ウクライナ空軍のイグナト報道官は9日、ウクライナメディアの放送で、地対空ミサイルが不足していることを認めた上で、「西側はわが国の防空システムの状況についてよく知っていると思う」と述べて、武器供与を急ぐよう求めました。
ウクライナでは8日朝、ロシア軍のミサイルなどの攻撃で住宅地や商業施設が被害を受け、4人が死亡しましたが、ウクライナ空軍は51発のミサイルのうち、迎撃できたのは18発だったと発表しています。
ゼレンスキー大統領は8日のビデオ演説で、「テロ国家は間違いなく我々の対応を知ることになる」と述べましたが、防空体制強化の必要性は去年から繰り返し訴えていました。