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タカタ幹部“全米規模のリコールに応じた”

2015年6月3日 17:00

 アメリカ議会下院は大手自動車部品メーカー・タカタのエアバッグリコール問題で、3回目の公聴会を開いた。タカタの幹部は、これまでの方針を転換して全米規模のリコールに応じたことを説明した。

 タカタのケビン・ケネディ上級副社長「何か月もの広範囲な試験を経て、我々は懸念に応えるため自動車メーカーとともに広範な措置をとることに合意した」

 タカタ側は5万件のテストに基づく見解として、エアバッグの破損の原因が「長期間高温多湿の環境にさらされることと関連している」とした上で、交換部品の生産を進め全米でのリコールに協力していることを強調した。

 しかし、運輸当局や議員側は、破損の原因になりうるとみている化学物質が交換部品にも使われていることを問題視しており、今後も追及を緩めない姿勢を示した。