ワリエワ選手“出場判断”欧米メディアから批判報道も
フィギュア女子個人戦で暫定4位になったワリエワ選手をめぐり欧米メディアからは出場を認めた判断を改めて批判する報道も出ています。
イギリスのメディアは「近年のスポーツで最も後味が悪いもののひとつとして記憶される」と報じたほか、アメリカのメディアは「演技のあらゆる要素に疑問がつきまとうようになった」として出場させた判断を批判する報道も出ています。
こうした中、スポーツ仲裁裁判所は18日、双方の主張などを公表しました。
禁止薬物の「トリメタジジン」について、ロシア側は、検出濃度はWADAが定める制限を下回っており、「パフォーマンス向上のためではない」「祖父の薬が食器などを介して混入した可能性が高い」としています。
これに対し、WADA側は、祖父がトリメタジジンを使っていた処方箋がない。検出された濃度から、意図的な服用は明らかで、偶然混入したとの主張は科学的根拠がないとしています。