北京五輪のフィギュアスケート女子シングルに出場することが認められた15歳のカミラ・ワリエワ選手を巡って、アメリカのフィギュアスケート界から反発の声が上がっています。

アメリカNBCの解説委員を務めるタラ・リピンスキーさん(長野五輪金メダル)は「この裁定には強く反対です。何はともあれ、検体から陽性が出たんです。ならば、大会出場が認められるべきではない。年齢やテストの時期にかかわらずです。これはフィギュアスケート界に大きな傷を残すでしょう」と裁定が出た直後にコメント。

その後、数時間して、「もう一つだけ付け加えておくと、彼女(ワリエワ選手)はまだ15歳。これは皆さん覚えておいてね。こんな問題に巻き込まれるには若すぎる年齢です。誰にしろ、成年者が責任をとってほしい。かわいそうです」と付け加えました。

羽生結弦選手のあこがれの存在として知られるジョニー・ウィアーさんも「この裁定は見逃せない。陽性判定が出ている。ならば、年齢や自身の過失にかかわりなく、陽性だった選手がクリーンな選手と肩を並べて出場するべきではない」とSNSでつづっています。