投票終えたチプラス首相「楽観している」
EU(=ヨーロッパ連合)などが求める財政再建策を受け入れるかどうかを問うギリシャの国民投票が始まった。世論調査では賛成と反対が拮抗(きっこう)しているが、投票を終えたチプラス首相は「私は楽観している」などと述べ、反対が上回ると自信を見せた。
反対派が勝利すれば、支援が再開されず債務不履行(=デフォルト)に陥る恐れが高まるほか、ユーロ離脱も現実味を帯びる。一方、賛成が過半数を占めた場合、チプラス首相は財政再建を受け入れて新たな金融支援を模索し、その後、退陣するとの見方が強まっている。
投票は日本時間6日午前1時で締め切られ、早ければ朝にも大勢が判明する見込み。