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イラン核協議3度目の期限延長 13日まで

2015年7月11日 9:02
イラン核協議3度目の期限延長 13日まで

 イランの核問題をめぐる欧米など6か国とイランの交渉期限が13日まで延長されることになった。6月末以来、3度目の延長。

 オーストリア・ウィーンでは、10日も欧米とイランが閣僚級で話し合うなど、断続的に協議が行われたが、決着がつかず、交渉期限は13日まで延長された。協議の状況について、イギリスのハモンド外相は「ペースは痛ましい程、遅い」と述べている。

 アメリカのケリー国務長官は9日、「期限より合意の質にこだわりたい」と強調。イランのザリフ外相も10日、「自ら交渉の場を去る気はない」と述べていて、双方が期限にこだわらず、相手の譲歩を待つ「にらみ合い」の状態が続いている。